GLINE-2019-nCoV Agキット FAQ

FAQをご覧になる前に
このFAQは、あらかじめGLINE-2019-nCoV Agキットの添付文書および操作ガイドをよく読み、検査の注意点や操作方法を理解し、GLINE-2019-nCoV Agキットをご使用される方を対象としております。検査の注意点や操作方法をご確認いただいていない方は、まず添付文書や操作ガイドをご覧ください。


  • 操作ガイド
  • よくあるご質問

    お問い合わせ

    お問い合わせ

    <検体>

    検体は鼻腔ぬぐい液だけですか?
    鼻咽頭ぬぐい液もご使用いただけます。
    ただし、キット付属のスワブは鼻腔用のため、鼻咽頭ぬぐい液で検査を行う際は別途鼻咽頭用のスワブをご用意いただく必要があります。
    ※厚生労働省の病原体検査の指針では、鼻咽頭ぬぐい液の自己採取はできず医療者による採取が必要とされています。
    唾液で検査できますか?
    唾液はご使用いただくことはできません。
    検査の対象となる検体は、鼻腔ぬぐい液または鼻咽頭ぬぐい液となります。
    鼻腔ぬぐい液を採取する際、片方の鼻腔から採取すればよいですか?
    正しい手順で検査いただく必要があります。正しい手順で検査いただけない場合は正しい判定ができません。
    検体(鼻腔ぬぐい液)は、両方の鼻腔から同じスワブで採取する必要があります。
    片方だけでは、十分量のウイルスが採取できない等により、正しい結果が得られないことがあります。両方の鼻腔から採取してください。

    検体採取方法についてもう一度確認する
    抽出液を少しこぼしてしまいました。拭き取る際に注意することはありますか?
    ぬぐい液を抽出した後の抽出液は感染の可能性があるものとして取り扱う必要があるため、ぬぐい液を抽出した後にこぼした場合は適切な消毒剤を使用して洗浄・消毒をしてください。
    モノに付着したウイルスには、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)や洗剤などが有効です。
    消毒・除菌方法については厚生労働省のウェブサイト等をご参考になさってください。

    参考:厚生労働省ウェブサイト
    新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について
    新型コロナウイルス対策 身のまわりを清潔にしましょう。(PDF:849KB)
    ※次亜塩素酸ナトリウム液の作り方が紹介されています。
    鼻腔とはどこですか?鼻咽頭とはどこですか?
    GLINE-2019-nCoV AgキットFAQ 鼻腔とは
    鼻の内部を鼻腔といいます。鼻腔は、中央にある鼻中隔と呼ばれる仕切りで左右に分かれ、その外壁には鼻甲介という3つの高まりがあるので凹凸のあるトンネルになっています。鼻腔周囲の顔の骨には副鼻腔という空洞があり、鼻腔と交通しています。

    鼻咽頭とは
    鼻とのどの間(鼻の奥の突き当たり)を上咽頭または咽頭の鼻部といいます。鼻咽頭とは、上咽頭を示しています。

    <試薬>

    季節性コロナウイルスで陽性になりますか?
    風邪の原因となる従来の季節性コロナウイルスでは陽性になりません。
    インフルエンザで陽性になりますか?
    インフルエンザウイルスでは陽性になりません。
    ワクチン投与は検査結果に影響がありますか?
    現在国内で広く使用されている新型コロナウイルスのワクチン(mRNAワクチン)はウイルス由来抗原を含まないため影響はありません。
    家庭で使用したキットはどのように廃棄すればよいですか?
    ご家庭で使用したキット(スワブやチューブ等を含む)を廃棄する際は、ビニール袋に入れてしっかりと縛り密閉してください。
    その後、お住いの自治体の規定に従い廃棄してください(多くの自治体がウェブサイトで案内をしています)。
    また、ごみを捨てた後は手を石鹸を使ってよく洗う等一般的な感染症対策を行ってください。

    参考:環境省ウェブサイト
    新型コロナウイルスなどの感染症対策としてのご家庭でのマスク等の捨て方(PDF:544KB)
    新型コロナウイルス感染症に係る廃棄物対策について取りまとめた資料
    本キット同梱のバイオハザードマークが印刷されている廃棄用袋は使用しないでください。
    バイオハザードマークは医療機関等から感染リスクのある医療廃棄物を廃棄する際に表示されるマークです。
    ご家庭等で使用したキットは、上記の廃棄方法に従って家庭ごみ(一般廃棄物)として廃棄できますが、誤解を招かないようにバイオハザードマークが印刷されている廃棄用袋はご使用にならないでください。
    この検査でどの変異株に感染したかわかりますか?
    抗原検査では変異株の区別はできません。
    キットの使用目的は何ですか?
    鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のSARS-CoV-2抗原の検出(SARS-CoV-2感染の診断の補助)です。
    自己採取の場合は、鼻腔ぬぐい液のみが対象になります。
    鼻咽頭ぬぐい液の自己採取はできず、医療者による採取が必要と厚生労働省の病原体検査の指針に記載されています。
    このキットはオミクロン変異株に対応していますか?
    対応しています。
    オミクロン株を含む変異株を感度を落とすことなく検出できることを確認しています。

    GLINE-2019-nCoV Agキットによる新型コロナウイルス変異株の検出について
    キット付属以外のスワブでも使用できますか?
    キット付属のスワブをお使いください。
    製品はどのように保管すればよいですか?
    2~30°Cで保管してください。高温多湿及び直射日光は避けてください。
    使用予定のない反応カセットを開けてしまいました。どのように保管すればよいですか?
    反応カセットは開封後1時間以内にご使用いただく必要があります。保管はできませんので、開封後は速やかにご使用ください。

    <操作>

    抽出液の中に、有色の浮遊物がありますが、このまま使用できますか?
    抽出液中の界面活性剤が凝集したことにより浮遊物、濁りのように見えることがありますが、測定結果や安全面への影響がないため、通常通りにご使用いただけます。また、プラスチック製の抽出チューブの成形工程で段ボール片がチューブ内側に残留する場合がございます。こちらも検証の結果、測定結果に影響を及ぼさないことが確認されておりますが、そのような場合にはキットは使用せずに、新しいキットを使用してください。
    検体を滴下する際の注意点はありますか?
    ・反応カセットを水平な場所に置いてください。
    ・チューブを垂直に持って滴下してください。
    ・試料滴下部より約2.5 cm上から滴下してください。
    ・滴下する際に泡が入らないよう気を付けてください。泡が入る場合、滴下量が少なくなる等、正しい結果が得られなくなる可能性があります。

    操作方法についてもう一度確認する
    スワブを落としてしまいました、使ってよいですか?
    結果に影響する何らかの物質が付着する可能性が考えられますので、床等に落としたスワブは使用しないでください。
    また、綿球部(スワブ先端)に触れないように注意してください。
    反応カセットの取扱いについて注意点はありますか?
    本キットは毛細管現象を利用しています。反応カセットは吸湿すると検体が適切に展開せず正しい結果が得られなくなります。そのためアルミ袋は使用する直前まで開封しないでください。開封後は速やかに使用してください。
    また、取り出した反応カセットの試料滴下部、および判定部を直接手などで触れないようご注意ください。
    ※毛細管現象とは:細い管(毛細管)の内側の液体が、外部からのエネルギーに依存することなく自然に管の中を移動する現象です。

    操作方法についてもう一度確認する
    スワブからぬぐい液を抽出するときの操作をより詳しく教えてください。
    スワブに浸透した検体(ぬぐい液)がしっかりと抽出液に混ざるよう、検体や抽出液が飛び散らないように注意しながら、スワブをチューブの中でスワブを軽くつまみながら上下させて攪拌してください(最低15秒以上)。その後、チューブの壁面にスワブをあて、液体を絞り出すようにしながらスワブを引き抜いてください。チューブの上端の滴下チップを被せた後に、チューブを回したり、指で軽くはじいたりして試料を混ぜてください。
    また、動画や操作ガイドをご確認ください。
    1度検体を落とした反応カセットに、もう一度検体を落としてもよいですか?
    1度使用した反応カセットは使えません。
    スワブからぬぐい液を抽出する時間が15秒未満の場合、どうなりますか?
    本キットは、鼻腔もしくは鼻咽頭ぬぐい液を抽出液に最低15秒以上浸透させてから検体として用いる試薬です。
    浸透時間が短い場合は、ぬぐい液中の抗原が十分に抽出できない可能性がありますので、操作手順通り最低15秒以上浸透させてください。
    スワブの取扱いで注意することはありますか?
    一度使用したスワブは再使用できません。
    また、軸を曲げる、反らす、折る等の負荷がかかるような使い方はしないでください。
    綿球部(スワブの先端)を触らないようにしてください。
    試料滴下後の注意点を教えてください。
    検体滴下後は反応カセットを動かさないでください。

    操作方法についてもう一度確認する

    <判定>

    ラインの色が薄い場合、結果をどのように判定すればよいですか?
    ラインの濃さによらず、ラインCとラインTの両方のラインが確認できたら陽性としてください。
    ラインの色が黒みを帯びている場合、結果をどのように判定すればよいですか?
    ラインの色味によらず、ラインCとラインTの両方のラインが確認できたら陽性と判定してください。
    細いラインが観察された場合、結果をどのように判定すればよいですか?
    ラインの太さによらず、ラインCとラインTの両方のラインが確認できたら陽性と判定してください。
    どのくらいの時間で結果が出ますか?
    反応カセットへ滴下した後、15分から結果を判定できます。滴下より20分までに判定してください。20分以上経過すると正しい判定ができません。

    判定方法についてもう一度確認する
    滴下15分より前にラインが出ました。判定してよいですか?
    本キットは、滴下より15分後(20分まで)のラインの有無で判定する試薬です。
    滴下より15分が経過するまで待ってから判定してください。
    正しい手順で検査いただく必要があります。正しい手順で検査いただけない場合は正しい判定ができません。
    ただし、検査の結果に関わらず、新型コロナウイルスの感染を疑う症状がある場合は、かかりつけ医等の地域で身近な医療機関にご相談ください。
    滴下15分後に結果を確認しました。ラインCは出ていませんがラインTは出ました。陽性と判定してよいですか?
    判定部のラインCにラインが現れない場合は無効です。

    判定方法についてもう一度確認する
    滴下してから20分より長く経過してから両方のラインを確認しました。陽性と判定してよいですか?
    本キットは、滴下より15分後(20分まで)のラインの有無で判定する試薬です。
    滴下より20分までに観察されるラインの結果で判定してください。
    正しい手順で検査いただく必要があります。正しい手順で検査いただけない場合は正しい判定ができません。
    ただし、検査の結果に関わらず、新型コロナウイルスの感染を疑う症状がある場合は、かかりつけ医等の地域で身近な医療機関にご相談ください。

    判定方法についてもう一度確認する
    反応セットの判定部(CまたはTの位置)に滴下してしまいましたが、判定に使用してもよいですか?
    判定できません。
    陽性判定でした。どうしたらよいですか?(医師に相談、相談窓口に電話する等)
    結果を踏まえて受診する場合は、まずはかかりつけ医等の地域で身近な医療機関に電話等でご相談ください。かかりつけ医等の地域で身近な医療機関が、お近くの診療可能な医療機関や受診方法をご案内します。
    ※院内感染を防止するため、緊急の場合を除いて、連絡なく医療機関に直接受診することは控えてください。かかりつけ医がいない等、相談先に困った場合は「受診」・相談センター(地域により名称が異なることがあります)にご相談ください。

    陽性判定の場合についてもう一度確認する
    陽性判定でした。COVID-19を発症していますか?
    お客様ご自身でCOVID-19と診断することはできません。まずはかかりつけ医等の地域で身近な医療機関に電話等でご相談ください。かかりつけ医等の地域で身近な医療機関が、お近くの診療可能な医療機関や受診方法をご案内します。

    陽性判定の場合についてもう一度確認する
    陰性判定でした。COVID-19を発症していないということでよいですか?
    本キットで判定が陰性であっても、SARS-CoV-2感染を否定するものではありません。
    もし、新型コロナウイルスの感染を疑う症状があるにもかかわらず陰性となった場合は、かかりつけ医等の地域で身近な医療機関にご相談ください。

    使用上の注意についてもう一度確認する
    陰性判定の場合についてもう一度確認する

    お問い合わせ先

    TEL 0120-531-231
    受付時間|平日 9:00 ~ 17:00
    土日・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)を除く

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