事業内容
MBLの主な製品・サービス
Service
01
臨床検査薬
高品質な臨床検査薬を医療現場に提供しています。診断が難しい希少疾病や難病の臨床検査薬の開発にも積極的に取り組み、これらの患者さんがより早く診断され、治療が始められることを目指しています。
- 免疫・血清学検査試薬
「自己免疫疾患検査試薬」 - 自己免疫疾患分野における国内のKOLと連携し、数多くの製品を発売しています。その中でも特に多発性筋炎/皮膚筋炎・自己免疫性水疱症分野は、治療も検査も日本の研究者がグローバルをリードしており日本独自の診断基準、診療ガイドラインを策定しているため、世界的に高水準な製品がつくり出される基盤があります。
- がん関連検査試薬
-
腫瘍マーカーを検出する臨床検査薬、さらには腫瘍マーカーに対する自己抗体の臨床検査薬を提供し、がんの診断をサポートしています。
※腫瘍マーカーとは、腫瘍 (がんなど) が特異的に作り出すタンパク質や遺伝子などの物質で、血液や尿で測定可能な腫瘍の目印 (マーカー) となるものです。
- 遺伝子検査試薬
- 遺伝子検査薬の開発では、次世代シークエンスをはじめとする最先端の技術も取り入れ、がん・感染症など、診断の補助や個別化医療にむけた有用な遺伝子情報を迅速・高感度に検出する臨床検査薬を医療現場に提供しています。
- OEM供給/原料販売
- これまで幅広い製品を開発・製造してきたノウハウや技術を生かして、試薬開発や製造をご検討されている多くの企業のご要望にお応えする受託製造サービスを行っています。当社は、抗体や抗原などの原料取得から、中間体の製造、キット開発など、試薬開発における各フェーズにおいて様々なサポートを行います。
Service
02
創薬支援
JSRライフサイエンスグループの一員として医薬品開発に貢献するための創薬支援サービスを提供しています。個別化医療の発展に向けた取り組みとして、治療指針や投薬判断のための情報を提供するバイオマーカーやコンパニオン診断薬の開発を行っています。
- コンパニオン診断薬の開発
- 豊富な体外診断用医薬品の開発経験を活かし、複数の製薬企業と連携してコンパニオン診断薬の開発を進めています。体外診断用医薬品の開発、製造から販売までの一貫した体制を有している点が当社の強みです。
- 再生医療等製品原料の開発
- 臨床検査薬メーカーとして遺伝子組み換えタンパク質の開発・製造について豊富なノウハウがあります。生物由来原料基準適合証明書を付したリコンビナントタンパク質の製造受託サービスを展開しており、コンサルテーションから製造まで臨床研究の課題を一気通貫してサポートします。
- 抗体医薬開発支援
- 日本で最初の抗体メーカーとして抗体作製受託サービス事業を1998年に立ち上げ、2016年までの18年間、合計10,000件以上の顧客が要望する抗体の作製を実施してきました。現在は、これらの経験から生まれたノウハウのすべてを集約した精鋭部隊を整備し、自社の製品開発のみならず、顧客が要望する抗体開発にも抗体医薬開発支援としてファージディスプレイ法を主軸とした抗体作製技術を提供します。
Service
03
研究用試薬
がん免疫医療や再⽣医療分野の創薬研究にフォーカスし、⾼性能な抗体や各種キットで、基礎研究をグローバルに⽀援しています。
- 三次元培養用ニッチ因子
- オルガノイド(Organoid)とは生体組織由来の幹細胞やiPS細胞などの多能性幹細胞から試験管の中で作られるミニチュアの臓器です。オルガノイド技術は、基礎研究や創薬研究、再生医療への利用が始まっています。当社ではオルガノイド培養時に添加する、成長因子をはじめとしたオルガノイド関連製品の開発・販売をしています。
- がん免疫(テトラマー試薬)
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MBLは15年以上にわたり、MHCテトラマー試薬を開発、製造し、グローバルに販売してきました。研究者の要望に応じてカスタムテトラマ―試薬の製造も受託しています。
※MHCテトラマーはフローサイトメトリーを用いて抗原特異的T細胞を検出する試薬です。主にがんや感染症の研究領域で用いられています。
- 抗体・ツール
- MBLのコア技術である抗体作製技術を使って、研究機関や製薬企業の研究に役立つ抗体やキットを開発しています。当社の高品質な抗体・キットは分子(細胞)生物学分野の多くの研究者から長年にわたって高い評価を得ており、基礎研究から臨床研究まで幅広くサポートしています。
開発体制
MBLでは原料開発、原料生産、研究開発、臨床性能試験、薬事申請、製造、販売まで一貫して自社で行うことで、
臨床の先生方、KOLの先生方との信頼関係を密にし、スピーディーな製品化を可能にしています。