株式会社 医学生物学研究所



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バセドウ病

バセドウ病は自己免疫機構により甲状腺の活動性が亢進する疾患です。本疾患ではTSHレセプターと反応する自己抗体(抗TSHレセプター抗体) が甲状腺細胞を刺激するII型アレルギーをひき起こし、正常のフィードバック機構からはずれて甲状腺ホルモンが産生され続けることによって発症します。抗TSHレセプター抗体のほか、抗サイログロブリン(Tg)抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)抗体も検出され、TSHは低下、T3、T4は上昇します。
 また、バセドウ病に対する治療薬であるプロピルチオウラシル(PTU)投与後に抗好中球細胞質抗体であるMPO-ANCAが陽性となる症例が報告されています*)。
*) 世羅 至子 他, Modern Physician, 21(8), 1073-1075, 2001

臨床的特徴

びまん性甲状腺腫、動悸・息切れ、眼球突出、易疲労、暑がり・発汗過多、精神的不安定

関連抗体

自己抗体 MBL関連製品 疾患、病態との関連 診断基準
抗TSHレセプター抗体
  バセドウ病未治療例の90%が陽性。
甲状腺刺激抗体
抗サイログロブリン
(Tg)抗体
ELISA法:
MESACUP-2 テスト anti-Tg
バセドウ病の他、慢性甲状腺炎(橋本病)でも高率に出現。他の甲状腺疾患でも検出される。  
抗甲状腺 ペルオキシダーゼ
(TPO)抗体
ELISA法:
MESACUP-2 テスト anti-TPO
 
MPO-ANCA ELISA法:
MPO-ANCA テスト「BS」
IF法:フルオロ ANCA テスト
バセドウ病に対する治療薬であるプロピルチオウラシル投与後に陽性になる症例が報告されている。